つくしがも の あれこれ

ニコニコやYouTubeで放送したりする人です。

瀕死のお猫様

7月に出会ったお猫様。

 

腎臓疾患をお持ちでした。

 

そんな中、飼い主さんは引っ越しを準備していた。

 

引っ越しが終わって、だんだんと元気が無くなり。

 

引っ越しのストレスだろうと考えていた。

 

日増しに食欲も低下。

 

8月になった。

 

自分から進んでご飯を食べなくなっていった。

 

夏バテかな?

引っ越しのストレスもあるよね。

頑張ってるよね。

 

9月になった。

 

すっかり自分からご飯を食べなくなってしまい、どんどん痩せ細っていく。

 

と、ここで飼い主。

 

そう言えば、これがあったら食べるかも。

 

と言うアイテムを思い出す。

 

意気揚々と飯を食いだす。w

そんな解決方法かーい!ww

 

とは言え、腎臓の機能がほとんど無いと言う状態には変わりない。

 

10月になった。

 

寒さは日を追うごとに増してくる。

 

また食欲が落ちる。

 

獣医さんに見せた所、完全に腎臓が機能してないと言う。

 

体重を維持するために、強制給餌せざるを得なくなる。

 

しかし、思惑とは別に、減っていく体重。

もう寿命が近いんだなと、誰もが思うだろう。

 

力が入らないのか、立つのも一苦労している。

そんな所へ、無理矢理ご飯を食べさせなければならない。

 

こんな状態に、心が痛む。

 

でも、食べなければ、すぐにでも消えてしまう灯火であろう。

 

飼い主が仕事で居ない時間、病院に預けているものの、迎えに行くと、ヨロヨロとよろめきながら、かすれたほとんど聞き取れない声で、飼い主を呼ぶんだそうな。

 

もう最期が近いんだなと、実感する。

 

11月になった。

 

飼い主は、人間の民間療法を見つける。

 

こんにゃく湿布と言うもの。

内臓の位置に合わせて、加熱したこんにゃくか、冷却したこんにゃくを、患部に10分から20分あてるだけと言う。

 

ホントに効くかぁ?

なんて半信半疑になりつつも、やり始めた。

 

数日後、相変わらず自分からご飯を食べに行く力は無いようだが、足取りはしっかりしてきた。

 

強制給餌は変わらずだが、前より食べてくれる気がすると。

 

乾燥した枇杷の葉も試すことに。

 

こんにゃく湿布の下に敷いて使う。

 

12月になった。

 

数ヶ月前まで、あんなにガリガリでヨロヨロと歩いてた姿なんて想像もつかないくらい元気になった。w

 

今や、嫌な事されるーとなると、走って逃げたり、軽やかな足取りでスタスタと歩く。

 

強制給餌は変わらずだが、間違えるほど、元気に追いかけっこまで出来る。

 

オモチャで遊ぶ元気にはならないし、進んで腹減ったと主張はしないが、もう数日も持ったら良い方なんじゃ無いかと思うような状況から、脱した。

 

侮れない民間療法だなーと、感心。

 

とは言え、腎臓が機能する訳では無い。

いつまで持つかもわからない。

 

でも、今日も元気に、足取りもしっかり、悪戯もしたり。

猫パンチしたり。

 

薬のみではこんな風にはならなかっただろう。

飼い主のエゴだとは言うが、やはり目の前にある生きている命、大切にしたいと思える相手。

 

大事なんだなと思います。

 

お猫様は、多分何とか年越しはすると思いますが、その後はもうわかりませんね。

 

と言うか、こんにゃく湿布と枇杷の葉を見つけてこなければ、多分、ホントに数日だったんじゃ無いかな?と思うくらい、民間療法は侮れないなぁ。

 

間違ったモノも点在しますが、どれが正しいかなんてわかる人も周りに居ませんけども、今回は猫にも効く、正しい民間療法だったと言えそうです。

 

単なる飼い主のエゴではありますけども。

それに応えるように、元気に歩いてくれる。

時には駆け回ったりもする。

そんな元気を取り戻してくれた12月頭。